NURSING DEPARTMENT INTRODUCTION
この度、救世軍清瀬病院の副院長を拝命致しました。
看護職が副院長になることは水平的なチーム医療をより一層推進し、職員全てが患者様、ご家族に向き合う風土を作り上げることにつながると考えています。
「できるだけ自然に、できるだけ穏やかに、誰もが愛すべき存在だから」は救世軍医療部のキャッチフレーズです。
誰もが最期までその人らしく生きられるよう、患者様も職員もどちらも大切にしていきたいと思います。
「わたしたちは、キリストの愛の精神に基づき、社会のニーズに応え、全人的ケアをめざし、病める人を温かくもてなす医療と看護・介護を提供します。」
ケアワーカーは自立支援をテーマとし、入院、入所されている方々の心と体を癒しながら、患者さんの日常生活のケアを通して、ADL・QOLを高めることに貢献します。 高齢者の方々は、様々な病気を経験され、日常生活も思うようにはできません。その様な方々のケアには病気の知識やケア上の配慮が欠かせません。そのために、食事、排泄、入浴介助等はもちろんのこと、「感染対策」「褥瘡対策」等、医療関係施設ならではの研修の機会が設けられています。 また、緩和ケア病棟では症状を緩和しながら心のケアにも取り組みます。キリスト教の病院・施設である当院ではチャプレンという臨床宗教家が各病棟を担当し、入院・入所されている方々に寄り添います。心を癒すことで、体と心の痛みを癒し、生きる勇気をもらえる。そんな療養環境を提供することが当院の役割です。 医療的ケアが多い高齢者介護に携わる方々には、一度は医師や看護師、リハセラピスト、チャプレン等と一緒に働きながら、各種専門知識を吸収し、チーム医療を体験していただければと思います。将来的にもご家庭でも病院で働いた体験はきっとものすごく役に立つと思います。 介護福祉士を取得していない方には実務者研修や介護福祉士受験にかかる費用などの支援制度があります。ぜひ活用して介護福祉士を目指しましょう。
救世軍清瀬病院ではホスピスケアの精神を重んじながら、当院にしか出来ないケアを実施するため教育研修に力を入れています。スタッフの方々が持つ将来像を尊重し、一人ひとりの目標に沿った教育的な環境を整備するため、日々制度の検討・見直しを行っています。
救世軍清瀬病院には療養病棟とホスピス緩和ケア病棟があります。それぞれの病棟の機能に特化した内容のカンファレンスを行い、実践的な環境の中でケアの技術を身につけることができるよう活発にコミュニケーションが取れる環境があります。
日本看護協会、東京都ナースプラザの研修はもとより、院内報告制度を利用することで、有料の研修・学会に参加することができます。
救世軍清瀬病院では、外部の学会や研修会への参加および発表を支援・推奨しています。
勤務上の配慮なども可能な限り対応しています。