音楽療法とは
- 音楽療法とは「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障がいの軽減回復、機能の維持改善、生活の質の向上、問題となる行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と定義します。
(日本音楽療法学会 ガイドライン11)
入院患者さんだけではなく、ご家族や知人の方も一緒にご参加いただけます。
音楽療法士の活動
病棟での集団音楽療法、
病室での個別音楽療法を実施しています。各入院病棟での集団音楽療法、病室での個別音楽療法を実施しています。
活動内容は童謡・唱歌・歌謡曲などの歌唱、和太鼓・鳴り物を用いて民謡の演奏、患者さんのリクエストで外国曲や映画音楽、最新のJポップなども演奏しています。
また、内容は病棟により異なり、患者さんからのリクエスト中心に行う場合、患者さんのご様子を拝見して音楽療法士がプログラムを提案する場合があります。馴染みの曲では、懐かしい出来事や人たちが甦り、
思い出話に花を咲かせることでしょう。音楽療法は“上手に歌うこと”を目指して行うものではありません。音楽を聴いたり歌ったりすると、心が安らいだり楽しい気持ちになることがあります。
また、馴染みの曲では昔見た風景や忘れていた人物・懐かしい出来事を思い出すことがあるかもしれません。
そのことを思い返したり、共に集った方たちと思い出を共有するなどコミュニケーションを促進する働きもあります。
音楽の持つ特性を生かし、患者さんが“その人らしく”、“より良く”生きられるようお手伝いさせていただきます。