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今、感じている苦痛を和らげるように努めます。検査や治療行為が、かえって患者さんの苦痛になると判断した時には患者さんの症状に適した緩和治療を行います。
痛みや苦しみを我慢しなくて良いように、患者さんやご家族の声を聞き、一緒に考えながらケアしていきます。
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救世軍清瀬病院では、口から食べる喜びを大切にしています。胃ろうなどの経管栄養のみで過ごしていらっしゃる方でも、口からの食べ物を全く受け付けなくなってしまった訳ではありません。舌に乗せる程度の楽しみから始め、少しずつ、少しずつ、患者さんの症状を見ながら進めていきます。
また症状を見ながらにはなりますが、寝たきりとなってしまった方でも、少しでも起き上がるように声がけをしています。音楽療法士によるミュージックタイムや、ボランティアさんとの散歩などを通して、豊かな生活をして頂けるようケアをしています。
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療養病棟では、医療の必要度に関わらずご相談をお受けしています。また、当院は無料低額診療事業に取り組んでいます。経済的、社会的な課題を理由に受診や入院が出来ず困っている場合、必要な医療を受けられるよう、一緒に考えていきます。
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病気により苦痛が生じるのは、体だけではありません。精神的な痛み、スピリチュアルな痛みも発生します。その心の痛みも取り除くことが出来るよう、寄り添うことを大切にしています。また院内にはチャプレン(病院付き牧師)がおりますので、求める方に応じて、お傍に伺っています。
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敷地内にはまだ多くの緑があり、自然の中をお散歩して頂くことが出来ます。天気のいい良い日は外に出て日の光を浴びたり、自然の緑に触れてみたり。珍しい野鳥も見ることができ、患者さんには緑豊かな自然環境の中で過ごして頂いています。